素子:タッチセンサー MTCH101

Microchip社のタッチセンサーIC
型番:MTCH101
パッケージサイズ:SOT23

・マイコン不要(つまりプログラム不要)。スタンドアロンで動作する
・電源電圧2.0~5.5V
・静電容量の変化を捉えているので触るだけで無く接近するだけで反応する
 感度は調節可能
・ブレッドボードでも動作する
・タッチパッドは防水が容易。機器のスイッチから電線を延ばしてリレーに接続すればスイッチ部を防水できる。リレー回路は下記参照
・動作速度はあまり速くない(添付のMOVIE参照)


2014-02-22

・動作速度が速くないので素早い操作の必要な物には向いていない。
・センサーは1個だけしか接続できない。複数接続できる別型番の物もあるが半田付け困難なパッケージ。
・出力ピンはアクティブLOW(反応時にLOW出力)。オープンドレイン出力なのでマイコンと接続するときはプルアップ抵抗が必要。
・タッチセンサーの原理についてはアプリケーションノートAN1492(日本語)を参照。リンクが切れていたらAN1492で検索。
・MTCH101にはガードパターン用の端子は無い。ガードパターンについてはMTCH112のデータシートを参照。英語だが図を見るだけで理解できる。
・センサー表面は絶縁/非絶縁どちらでも使える

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SOT23の6ピンパッケージ

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センサーは電気を通す板なら何でも良い

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大きすぎる電極はダメ。静電容量が大きすぎる

実験回路。指先で触るだけのタッチセンサーとして使うならVRは不要。MTSAピンを10kΩでプルアップすれば良い。プリント基板にセンサーパターンを形成するときはセンサー裏面にGNDベタパターンを配置してはいけない。未実験だがGNDとの間に静電容量があるので反応したままになってしまうと思う。

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上の写真の回路はデータシートそのもの

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リレーをON/OFFするならこんな回路になる

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感度調整はVRでやるか、マイコンを使うならPWM出力にローパスフィルターを入れても良い。

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VRで感度調整。R1は10k程度で良い

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PWMで感度調整

動作実験
ファイル ファイルタイプ 添付ファイルの解説
mtch101x.wmv MOVIE タッチセンサーとして使う。電線との間にも静電容量があるので電線の近くに手をかざしても反応する。
mtch101.wmv MOVIE 感度調整。大きい電極の方が遠距離でも反応する


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