PC組み立て

開発専用機が壊れたので修理。
最新の物に買い換えると約10万円、修理すると2.5万円

・Windows7に変更すると動かなくなるソフトが1つある
 mikroBASIC V6だけが動かない
・早くなるとうれしいのはEAGLEのAUTOルーターだが最新機種でも段違いに早いというわけでは無い
 せいぜい2~3倍にしかならない。並列処理できないロジックは最新型に変えてもあまり効果が無い
 クロック周波数は10年ほど前からほぼ頭打ちで今後も劇的に早くなることは無いだろう
・修理した場合流用できるのはハードディスクとDVDドライブとCPUだけ
 マザーボード:たぶんこれが壊れている
 グラフィックボード:AGPなので使えない。規格が古すぎる。これが壊れているかもしれないがマザーボードのほうが怪しい
 電源:特殊サイズでケーブルが届かない。容量が200Wしかない。
 メモリ:PC3200が使えるマザーボードはほぼ死滅している

修理といっても超ローエンドマシンに買い換えるような物だが最新型との速度差が作業効率に影響を及ぼすほどでは無いので修理することにした。

PC自作のまとめ:
・Windwos3.1や95の頃はものすごくコストパフォーマンスが良かったが現在はそれほどでは無い
 メーカー製はスペックに表記されない部分でかなり安物を使用しているので自作の方がコストパフォーマンスは良い(2012年現在)
・自作の方が良いところ
  -故障したときの修理が容易。何を交換すべきなのかが何となくわかるようになる
  -無駄なハード/ソフトを購入しないですむ。
   メーカ製付属ソフトはウィルスチェックソフトが1年使えることを除いて殆どがゴミ同然、使える物はプリインストールされているWindowsだけ
   デスクトップ機を買い換えるとマウスとキーボードが無駄になることが多い
  -発売から1年程度経過した古めの部品を購入すればドライバーなどの相性問題に悩むことは殆ど無い
・自作の方がダメなところ
  -情報収集にかなり時間がかかる。丸一日かかってもおかしくない
   面倒くさくなって手を抜くとダメな物を購入してしまう
  -どこで購入するのかを決めるのが面倒。同じ店舗で購入すると最安ではなくなる
   送料や不良交換のことを考えつつ購入店舗を決定する必要がある
・どちらもダメなところ
  -VGAケーブルが余る

==========================
 開発機スペック
==========================
自作
マザーボード:BIOSTAR G31-M4
グラフィックボード:N550GTX-Ti Cyclone II 1G D5 OC
ディスク:CT256MX100SSD1

==========================
 メール受信機
==========================
DELL Inspiron
マザーボード:
グラフィックボード:RADION HD 5450
ディスク:SSD

==========================
 小型デスクトップ機
==========================
自作
マザーボード:
グラフィックボード:
ディスク:HDD

==========================
 ネットショップ専用機
==========================
自作
マザーボード:
グラフィックボード:
ディスク:HDD


2012-02-14

壊れたのはこれ。2003年頃組み立てた物。BIOS画面が出ないが、ハードディスクのアクセス音があるのでWindowsは起動しているようだ。20年前(Win3.1の頃)は同一性能におけるメーカー製と自作機の価格差が2倍近くあったが、最近はほぼ同価格。自作は相性問題などの危険性があるが少しばかり販売店に保証金を払うと交換が可能なシステムになっている。

R0013925.jpg

これが使えるマザーボードが売っているのだがメモリごと変えた方がむしろ安い

R0013931.jpg

Pentium4 ソケット478用のマザーボードは価格.comにこれだけしか無い

R0013938.jpg

修理を前提にするなら小型の機種は絶対に購入してはいけない。ミニタワーなら電源、CPUクーラー、ケースは流用できたはず。これで1万円は違う。

R0013936.jpg

Pentium4 2.8GHz FSB800

R0013941.jpg

ヒートシンクもケースに合わせた特殊形状なので流用不可

これと、CPUだけが使える

R0013953.jpg

マザーボードはこれにした。ヒートシンクがプラスチックで固定されているので経年劣化による脱落の可能性がある。

R0013944.jpg

背面パネルにはコネクターが無いのだが、ボード上には232Cとプリンター用のコネクターがある

R0013949.jpg

パラレルポート

R0013950.jpg

COMポート

ケース、マザーボード、CPUヒートシンク、メモリー、電源を購入。自作PCで一番難しいのは買うべき物を選ぶこと。規格について調べるのがかなり面倒。多くの場合規格が合わないと物理的に接続が出来ないようになっているのだが、その種類がとても多い。多すぎて分かり難くなっているだけで、その一つ一つはとてもシンプル。

R0013955.jpg

最近の電源は効率によってブロンズ、シルバー、ゴールド...といった具合にランク分けされている。上位ランクに入るために設計上無理をしているのか、経年劣化や電圧の安定性といった特性まではランクでは解らない。ランクの評価基準は電気代。

R0013951.jpg

最新型PCは昔の機種より2、3倍電気を食う。犯人はインテル、NVIDIA、ATIだ

2012-02-16

部品が届いた。グラフィックボードだけは購入していない。VGAのアナログ出力があるのでとりあえずそれで動かしてみる。

R0013975.jpg

電源。ケーブルが分離できるタイプ

R0013977.jpg

マザーボード

R0013996.jpg

裏面。マザーボードのレジストはすごく汚い色

R0013978.jpg

メモリーとCPUヒートシンク

電源が強化されているようでコネクターがだいぶ増えている。互換性は維持されているようだ。

R0013981.jpg

□とD型になっているので違うとことには刺さらないようになっている

R0013983.jpg

マザーボード側

メモリーとCPUを取付

R0013988.jpg

ヒートシンクはグリスを塗ってから取付。ちょっと少ないようなので追加で盛りつける

R0013991.jpg

ケースがまだ届いていないのでここで中断。電源スイッチがケースに付いているのでケースが無いと動かない。

R0013994.jpg

CPUヒートシンクはクリップで固定するだけ

届いた。部品はヤマト、ケースは佐川

R0013997.jpg

マザーボードの裏面側以外は殆ど金網。内部の音は漏れまくり

扇風機が3つも付いている。上面の物はマザーボードから回転数を制御できる。それ以外は電源ONで常時一定速回転。1個で十分なので残り2個は配線しない。

R0013999.jpg

上面と背面

R0014004.jpg

前面

R0014000.jpg

付属のネジ

失敗。マウスポートを塞いでしまった。マザーボード取付直し。

R0014003.jpg

コネクターを差し込んでいく。ケースの電源スイッチやLEDとの配線だけは規格化されていないので説明書を見ながら差し込んでいく必要がある。それ以外はマザーボードのシルク印刷を見るだけで何をどこに繋ぐのかは大体解る。間違った向きには差し込めないようになっているし、間違った場所には形状が合わずに接続できない。頭を使うところは殆ど無い。

R0014005.jpg

温度が測定できるようだが、発熱の激しい物はCPUだけなので使い道が無い。CPUはBIOSで温度管理されるので外付け温度計は不要。

R0014007.jpg

ハードディスクはブッシュを取り付けてケースに差し込む

R0014009.jpg

ハードディスクのケーブルが緩い。電気的な互換性があるので使えるのだが、規格は一つ古い物になる。このケーブルはSATA規格が出来て間もない頃の物。

R0014012.jpg

組み込み完了

R0014013.jpg

趣味の悪い光る扇風機。ケースは韓国製。

R0014014.jpg

BIOS画面でハードディスクとDVDドライブを認識しているか確認。昔のIDEドライブはジャンパーピンでプライマリーやセカンダリを設定したのだがSATAには無い。

R0014016.jpg

ハードディスクから起動してみる。 ...がここで止まる。機器構成が激しく変わっているので休止状態から起動しないのは当たり前。ハードディスクからの読み込みは出来ている。

R0014017.jpg

F8キーを押しまくって休止モード用のデータを消す画面を出してリブート

R0014018.jpg

起動成功。すごいぞWindowsXP

R0014020.jpg

勝手に新しくなったハードを認識してドライバーを更新しようとするがネットワークカードが動いていないのでドライバーがダウンドーロできずに更新には失敗する。マザーボード付属のCD-ROMを入れてドライバーをインストール。殆ど全自動でインストールされる。

R0014021.jpg

ドライバーがインストールされなかったデバイス

R0014022.jpg

マザーボード付属のドライバーインストール画面。キー入力は一切無し。押せるボタンも数個しか無い

すごいぞWindowsXPは撤回。だからダメなんだよWindowsXP。ネットに繋がっているので2、3回ボタンを押して認証完了。パソコンは10点程度の部品からなっているので、修理と買い換えの明確な境界は無い。新しく購入した機械に古い部品を組み込むことと古い部品と新しい部品を組み合わせることは同じだ。前者は買い換えに、後者は修理に見える。

R0014027.jpg

EAGLEのオートルーターが何故か速くなった。メモリーアクセス速度が向上したからか? すごく快適。ディスプレイがアナログ接続なのでにじみが酷い。グラフィックボードは変える必要有り。EAGLEはOpenGLか? OpenGLに特化したグラフィックボードは高価

R0014028.jpg

ヒートパイプを切断してみた。内部はひだ状になっている。液体が数滴入っていた。思ったより少ない。

R0014032.jpg

2012-02-20

グラフィックボードが届いた。約¥9000。ヒートパイプはヒートシンク側が上に来ないといけないのでは?

R0014076.jpg

巨大な箱

R0014081.jpg

中身も大きかった

DELLのPCの蓋を開けてみた。電源が安物でグラフィックボードに消費電力の大きな物を使うと耐えられそうに無い。PCIExpress用の補強電源コネクタが無い。自作PCはコストメリット無しと思っていたが部品交換や修理のことを考えるとメーカー製にしない方が良さそうだ。これはWindows7込み本体のみディスプレイ含まずで約¥60000。部品をバラで買ってきても大体同じような価格になると思う。

R0014079.jpg

2012-03-22

DELLのディスプレイを買った。プログラムを書くときは縦に長いディスプレイの方が良いのだが売っていない。メーカーは90度回転させれば良いと思っているのかもしれないが回転させると文字の周囲がぎらぎらして見える。RGBの並び順と目の特性による物と思う。業務用の場合A4サイズの資料を作ることが多いのになぜ縦型ディスプレイを作らないのか不思議でならない。最近、欲しい物に国産品が少なくなってきている。

R0014229.jpg

価格com特価品

R0014235.JPG

液晶パネル拡大。人間の目は縦方向と横方向は解像度が異なるのか?

2012-04-29

赤道儀の制御用に一台必要になったので旧型を小さいケースに移植することにした。外に持ち出すのでノートPCが良いのだが一カ所壊れると修理費用がとてつもなく高くつく。キーボードが異常に熱くなる機種もあるが夏場に現物を長時間触ってみないとわからない。デスクトップ機ならキーボードが熱くなることは絶対に無い。

R0014486.jpg

IW-BL631W。台湾製。電源は中国製。ケースの蓋はネジ止めだがそれ以外はワンタッチで外れる。小型だがいじりやすい。

R0014490.jpg

2012-05-01

小型PCケースの中身は開発機の物を取り出して納める。開発機用は新規にマザーボード、CPU、メモリーを調達。COREi5はソケット側にピンがあってCPU側は平坦。

R0014493.jpg

配線完了

R0014502.jpg

ハードディスクは交換していないので、電源を入れるとWindowsが立ち上がる。マザーボードに付属のドライバーをインストールして完了。劇的とは言えない程度に速くなった。

R0014507.jpg

ドライバーをインストール

R0014499.jpg

IDEコネクタが無かったことに買ってから気がついた

R0014506.jpg

USB接続のCD-ROMドライブを使う

小型機の方も配線完了。鶯色のレバー2本を倒すとドライブが分離できる。こちらはOSを再インストールする必要有り。ハードディスクは開発機から1台抜いた。

R0014509.jpg

このケースはとても寸法精度が高い。ハードディスクはネジ1本で固定なのだが、がたつきは全くない。5インチドライブもネジ2本で固定。同様にがたつき無し。

R0014514.jpg

2台とも特に問題起こらず普通に設定完了。最新型を購入するとたいてい何か起こるのだが販売開始から半年以上経過しているとBIOSやドライバーがアップデートされていて何も起こらない。

R0014512.jpg

この扇風機はうるさいので使わないことにした。ハードディスク2台接続しなければたぶん不要。電源装置にも扇風機は付いているしCPUの真上は編み目になっているのでCPUファンで直接熱気をケース外部に追い出せる。

R0014511.jpg

黒パネルはCOREiシリーズ用か?このマザーボードには合わず

2012-05-03

並列処理に対応できないプログラムはCOREi5になっても速度向上してくれない。体感的にはPENTIUM4との違いがわからない。一番速くなって欲しいEAGLEのオートルーターは1つのコアでしか処理されない。

R0014518.jpg

DELL製と比較。高さが僅かに低く、幅は半分。奥行きは同じ

R0014519.jpg

オートルーター実行時のCPU使用率25%

2015-01-09

開発機のハードディスクがカタカタいっている。特定のファイルにアクセスすると動作が異常に遅くなってからブルースクリーンになる。開発機は古いソフトを動かさないといけないのでWindwsXPのままにしてある。新OSが出るまで待っていたが逃げられそうに無いのでWindows8.1に変更する。ついでにSSDに換装。注文しておいたので到着まで待つ。読めなくなっているファイルは定期バックアップしておいたファイルから復元する

R0022905.jpg

全部SSDに入る容量

R0022903.jpg

セーフモードにしてMydocumentを退避。COPY途中でこれが出る

2015-01-11

届いたのでインストール開始。Windows8.1は32、64ビット版の2枚組。SSDは3.5インチ->2.5インチ変換アダプターが付いていなかったのでしばらく宙ぶらりん。電子回路が露出していないので特に問題は起きない。CPUと電源の扇風機は静かなのでSSD化するとほぼ無音になる

R0022922.jpg

インストール開始。使用頻度が低いので開発機には5インチドライブは付いていない

R0022923.jpg

64ビット版ではEAGLE4.1をインストールできないので32ビット版に変更した

R0022924.jpg

開発機専用プリンターも購入。レーザープリンターで一番安いCANON LBP3100

2015-01-14

DELLのメール受信機の起動が遅いのでこれもSSDに換装。トランセンドのユーティリティで移行

R0022986.jpg

しかしSSDから起動できず

R0022983.jpg

原因追及のためシステムコマンダーをCDから起動してパーティションを見てみる。DELLのPCは複数のパーティションが切ってあるがOS本体が入っている部分しかCOPYされていない。初期出荷時の状態に戻しやすいようにユーザーには解らないようにデュアルブートのような仕組みにしてあるのだと思う

R0022984.jpg

定番のeaseus todo backupを使って複製しなおし。これは複数のパーティションを全部移行してくれる

R0022989.jpg

ハードディスクはしばらくケースの中に入れたままにしておく。電源、SATAケーブルを抜いて終了。起動時間は5倍くらい速くなった感じ

R0022990.jpg

2017-10-16

強く電源スイッチを押さないと電源が入らない症状のまま使っていたが寿命と思われるのでスイッチを交換することにした。パイロットランプ付きで普通のパソコンの電源スイッチと微妙に形状が違うのでスイッチを増設して対応。元のスイッチはパイロットランプとして機能する

R0036251.jpg

軽く押したときの接点抵抗値13MΩ。強く押すと抵抗値は下がる

R0036253.jpg

aliexpressで買っておいたスイッチを右側に増設

R0036254.jpg

取り付けには直径16mmの大穴をあける必要がある

inserted by FC2 system