小型リチウムポリマー充電器の作り方

小型リチウムイオン/ポリマー電池充電器の作り方

■充電器の仕様
  ・充電電流は15mA~495mAまでロータリースイッチで可変出来ます
  ・親電源としてUSBもしくはACアダプターが使用できます
  ・ACアダプターを使用するときは500mA以上の出力がある物を使用して下さい
  ・USBを親電源とするときは充電電流を100mAまでに抑えて下さい
   USBの規格ではUSBによる通信機能を備えていない装置(=この充電器)が
   100mA以上の電流を取り出してはいけないことになっています
  ・1セル専用です。複数セルの電池を充電するときは1セルずつ時間をかけて充電して下さい

■使い方
  1.充電電流をロータリースイッチで設定する
    充電電流は基板に印刷してあります
  2.親電源に接続する。USBの場合はUSBコネクターに挿す
  3.電池を接続する
  4.充電中は赤LEDが点灯
    充電電流が大きいとICがかなり発熱します
  5.充電完了したら赤LEDが消灯
  6.電池を取り外す
  7.親電源を切る。USBの場合はUSBコネクターを抜く

■注意!!
  1.半田付けする抵抗を間違えないで下さい
    異なる抵抗値の物を半田付けすると予期せぬ充電電流が流れて危険です
  2.充電中は目の届くところに置いて充電して下さい
  3.親電源にUSBとACアダプターを同時に使用しないで下さい


2010-03-16

2015-02-07販売ロットからロータリースイッチはこれに変更しました

R0023185.jpg

完成状態

PICT2344.jpg

キットに含まれている部品はこれで全部

PICT2337.jpg

部品表

buhinhyo.PNG

充電ICは裏面に半田付けします。小さいのでセロハンテープで仮押さえしてから半田付けします。

PICT2323.jpg

ピンヘッダはこのように使います。キットに赤-黒の電線は付属していません。これ以外の電池コネクターはキットに付属していません。ヘッダーはカッターナイフで切断できます。

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向きを間違えやすいのはLEDです。一方の足が長くなっています。この写真では左足が長くなっています。

PICT2326.jpg

充電方法の図

jyudenhoho.PNG

充電電流はR3~R7までの抵抗値を替えれば変更できます。充電ICの能力が15~500mAまでなのでこの範囲を超える電流値には出来ないが「100mA~200mAの範囲でもっと細かく充電電流を設定したい」といった要求なら抵抗の変更で可能です。抵抗は1/6Wの物を使用して下さい。1/4Wの抵抗は大きすぎます。

denryuhenko.PNG
抵抗値と充電電流の関係 & 回路図
ファイル ファイルタイプ 添付ファイルの解説
MCP73831denryu.ods OTHER 抵抗値と充電電流の関係 表計算ソフトOpenOffice.org CALC用ファイル
kairozu.PNG PNG ご参考の回路図
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