FF9データパック 2種 作成:2006-10-02〜2006-10-30

LED付きバージョンを配布しましたが、好評だったので第2回配布を企画しました。


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 第1部 DP−64K もどきの制作
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今回は秋月電子ではなくMicrochipDirectで注文しました。送料&手数料が$15かかりますが量が多いとこちらの方が安くなる場合があります。秋月電子で扱っていない24LC16Bも購入しました。PIC12F675以外は環境に優しくないRoHS非対応品(たぶん鉛を少し使っている)が安く売っていたので、それを購入しました。型式名の後に付いている−I/Pというのは、使用可能温度が−40度〜+85度の物です。中には0度〜+70度という低温に弱い物もあります。

  単価(米ドル) 単価(日本円) 備考
PIC12F675−I/P 0.96 113.28 RoHS対応品
24LC64−I/P 0.56 66.08 RoHS非対応品
24LC16B−I/P 0.37 43.66 RoHS非対応品

日本円の単価は為替レートを$1=¥118として計算。 最近とても円安です。
送料が約¥1800なので、実際は1個当たり約¥20の送料がかかっていることになります

FedExで届きました。工場があるタイからですが3日で届きました。土日の再配達を頼むと日通航空が届けに来ます。企業相手の商売が多いようでFedExは土日の配達はやっていないようです。宅配便は受領印が必要ですが、FedExは配達員がもっているハンディ端末にスタイラスでサインする方式です。


基板のレイアウトです。


コネクター届きました。プロポに付いているコネクターの抜き差しが固いのでオスのコネクターも買いました。これに交換してしまいます。最低購入数10個なのでやむなく10個を購入。


プロポの蓋を開けてみました。小さな基板が多数あるのは人間工学的形状がらくるものでしょう。電気屋さん泣かせです。データパック基板はアンテナの下に隠れています。止めネジの直径より基板にあいている穴の径がかなり大きいので組み立てかたが悪いとケース入りのデータパックは入りにくくなるはずです。


右下のC501というのはたぶんパスコンでしょう。この位置に付いていれば基板のほうにコンデンサは無くても良さそうです。購入したコネクターはちょっとピンが短すぎました。ピンの断面は0.51mmの正方形、購入した方は0.50mm 1/100mmしか違わないのできついのはピンの問題では無いと言うことになります。この状態で抜き差ししても固さを感じません。固く感じるのは気のせいだったようです。せっかく蓋を開けましたが無駄になりました。データパックを自作するならこの基板ごと自作してしまえば2.0mmピッチの特殊なコネクターを入手しなくて良くなります。失敗しました買う前に蓋を開けてみるべきでした。


基板のパターン。200×100mmの基板から32個取ります。余った場所で電源装置を作るケチケチ作戦。

EAGLE回路図&基板パターン
基板パターン白黒BMPファイル(450kb)


紫外線ライトで感光した直後の基板はうっすらとパターンが浮き出ている状態になります。これは新品の感光基板を使ったときだけです。古い基板は感光してもほとんどパターンが見えません。右は現像後の基板。きれいに現像できました。


組み立て順序は...
 1.ソケットをハンダ付けする(ソケットと基板はツライチになるので、ソケットを先に取り付けるとハンダ付けしやすい)
 2.ジャンパー線をハンダ付けする
 3.IC2個をハンダ付けする
 4.水色の発振子をハンダ付けする
ICは静電気に弱いので冬場に化繊の衣類を着ているときは組み立て時に要注意!!


完成の図。


発振子を横から見たところ。ICの足はハンダ付けした後切り取らないとこの部品の足とショートしてしまいます。


初期化もOK。差し込む向きはプロポを正面から見たとき右に水色の発振子が来るようにします。


クレジットカードの請求が来ました$1=¥120.082。一番円安の時に買ってしまったようです。


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  DP−64K もどき キット配布申込み要領
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送料込み1個¥1200です、複数個まとめて発送の場合送料が安くなります。
2個以上の場合は1個につき¥120安くなります。
もっと安くなきゃいや〜 と言う人は下の DP−16Kもどき の制作を見てください。メモリー出来る機体数は少なくなりますが送料込みで¥500で出来ます。
----料金表-------
1個のとき ¥1200
2個のとき ¥2280
3個のとき ¥3360
4個のとき ¥4440
5個のとき ¥5520
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・発送は定形外郵便となります。
・実費配布なので動作保証はありません。前回のものとほぼ同じものなので動作するプロポの機種については前回の記事をご覧ください。
・プロポに差し込むときは逆にも入るので注意してください。プロポを正面に向けたとき右側に青い部品が来るように差し込みます。
・組み立てキットのみの配布となります。キットに含まれるものは以下の6点です。

基板(穴開け済みです) プログラム書き込み済みIC メモリーIC
7ピン2mmピッチソケット 発振子 ジャンパー線

◆発送までの流れ

Step1.以下の事項をメールでご連絡ください。メールアドレスは>>これ<<をクリックしてください。
  1.必要数(※DP−16Kもどきも同時注文の場合、その旨ご記入ください)
  2.郵便番号、住所、氏名

Step2.振込先ご連絡
  在庫を引き当ててから振込先をご連絡しますので指定の口座に振り込みお願いします。
  ご連絡してから3日以内(土日祝祭日含まず)に振込お願いします。

Step3.振込確認&発送
  振込を確認したら即発送致します。
  発送のご連絡メールも送信します。

2007-01-13 配布終了しました



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 第2部  DP−16K もどきの制作
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24LC16Bも買ったのでDP−16Kもどきも作ってみました。空中配線してもいいのですが、買い置きの基板があったので、それを切って使います。カッターで20回程度切り込みを入れておくと簡単に手で折れます。裏表両面に切り込みを入れます。


ソケットは瞬間接着剤で基板に貼り付けます。洗濯ばさみで仮押さえして低粘度タイプをちょっとだけ流し込みます。薄い緑色をしたガラスエポキシ基板は接着剤が着かないのでこの工法は使えません。茶色い基板なら接着剤が着きます。


DP−16Kもどき完成の図。基板ちょっと大きすぎでした。こんな簡単な配線なので部品が入手できれば誰でも自作できます。DP−64Kもどきはプログラムの書き込み装置が必要ですが、これは一切不要。買ってきたそのままのメモリーICをハンダ付けするだけです。



+6モデルです。ちょっと少なめですがDP−64Kもどきと違って作るのが簡単なのが良いところ。


向きはこんなです。左右上下共に、あともう一穴分小さく作った方が良かった。蓋が閉まりません。フライス盤で外形を少し削ってみました。



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  DP−16K もどき 部品配布申込み要領
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価格は送料別で¥300です。実際の部品代は約¥200ですが、手間賃として¥100いただいています。
----料金表-------
1個のとき ¥300
2個のとき ¥600
3個のとき ¥900
4個のとき ¥1200
5個のとき ¥1500
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・継続して配布していける料金ではないので、20個配布完了したら終了です。
・キットに含まれるのは、以下の2品だけです。基板はご自分で用意するか、基板を使わずに空中配線してください。

メモリーIC 24LC16B 7ピン2mmピッチソケット


◆発送までの流れ

1個たったの¥300なので事務処理作業簡略化のため、郵送用の封筒、切手を申込者自らが用意する仕組みにします。
返送用の封筒に貼る¥120切手と、それを郵送する郵送代¥80が必要になり、実質送料¥200ということになります。
部品の配布ですので動作保証はありません。

Step1.以下の事項をメールでご連絡ください。メールアドレスは>>これ<<をクリックしてください。
  1.必要数
  2.郵便番号、住所、氏名

Step2.郵送用封筒の送付先ご連絡
  郵送用封筒の送付先(当方住所)をご連絡致しますので、以下のものを同封して郵送ください。
  同封するもの:
    1.封筒にご自分宛の郵便番号、住所、氏名を記入し¥120切手を貼ったもの
    2.部品の代金として¥100切手3枚を部品の必要数だけ
      切手はコンビニで売ってますが、¥100切手がなかったりすることも多いので総額が同額であれば他の組み合わせでもOK
      ¥1切手300枚とかは困りますが... ¥120以上の高額切手も使い道がないので不可です

Step3.発送
  郵送用封筒が届いたら部品を発送致します。
  発送のご連絡メールも送信します。


2007-02-21 FF9データパック用の部品が少なくなってきたので一旦配布終了です


2007−05−27追記
基板面付け時にスペースが余ったので、両面基板で作ってみました。

DP64Kもどき


DP16Kもどき


特に代わり映えのしない完成図


DP64Kもどきは配線を間違えてしまい汚い修正が入りました。セラミック発振子は裏に配置しようと思いましたが、スペースが無くて不可。仕方なく表面に配置したので基板より上に飛び出してしまいました。機能的には問題なし、ふたも閉まりますが見た目が悪すぎるので失敗。


どちらも¥600+送料140で配布します。欲しい人はショップへどうぞ。


【DP−64Kもどきの組立かた】

(1)ソケットを低粘度瞬間接着剤で貼り付けます。


(2)ソケットの足を基板のパターンに届くように曲げます。そして半田付け。ソケットのピンと基板のパターンを半田で橋渡しするように半田付けします。


(3)あとはこの写真のように半田付けします。ICは向きに注意してください。間違って半田付けしてしまうと簡単には取れません。(本当です)


(4)この向きに差し込んでプロポの電源を入れればOK。基板の上に3つ開いている穴はここに紐などを通して引き抜きやすくするための物です。
ラジオペンチで引っ張って抜いてもOKです。
逆さまに取り付けたり、ピンの位置がずれたりしていないか確認して(見づらいですが)挿してください。データパックもどきやプロポを壊してしまう可能性があります。


購入は売店へどうぞ。



【DP−16Kもどきの組立かた】

(1)ソケットを低粘度瞬間接着剤で貼り付けます。


(2)ソケットの足を基板のパターンに届くように曲げます。そして半田付け。ソケットのピンと基板のパターンを半田で橋渡しするように半田付けします。


(3)あとはこの写真のように半田付けします。ICは向きに注意してください。間違って半田付けしてしまうと簡単には取れません。(本当に本当です)


(4)この向きに差し込んでプロポの電源を入れればOK。基板の上に3つ開いている穴はここに紐などを通して引き抜きやすくするための物です。
ラジオペンチで引っ張って抜いてもOKです。
逆さまに取り付けたり、ピンの位置がずれたりしていないか確認して(見づらいですが)挿してください。データパックもどきやプロポを壊してしまう可能性があります。

購入は売店へどうぞ。


動作確認済み機種はこのページの一番下を見てください。


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