ヨーグルト 2005-07-23

ヨーグルトセットをもらったので作ってみました


ちょっと怪しい感じです。ドクター「やもり」だそうです。カスピ海。ソ連?


中身はシンプル。何かの病気を見つけるセットみたい。袋に入っているのは種菌1グラム。もらい物なので1袋足りません。実際は2袋入りです。


説明書付きです。このヨーグルト種菌セットは送料込み¥1000−だそうです。


種菌はうす黄色の粉末。牛乳と種菌を混ぜて12〜24時間室温(20〜30度にせよ ...と説明書にある)で放置します。今日の仙台は肌寒く室温は21度です。


20時間でこんな硬さになりました。横にしても流れません。ふたを開けると確かにヨーグルトのにおいがします。これに牛乳を少し加えて柔らかくしてから500ccの牛乳と混ぜます。説明書には「熱湯消毒した容器の中で牛乳と混ぜよ」と書いてあるのですが容器の消毒が面倒なので牛乳紙パックの中にそのまま種菌を投入してしまいます。後はこのまま室温で10〜24時間発酵させて完成です。


9時間程度でかなり固まってきましたが、16時間室温で放置しました。試食の前にスプーンを熱湯で消毒してヨーグルトの一部を牛乳の中に移します。こうしてヨーグルトを種菌としてさらにヨーグルトを作ることが出来ます。繰り返し何回子孫を残せるでしょうか。


少し攪拌した後の粘度はこんなです。市販の物より粘度が高く酸味が少ない感じです。においは市販の物と変わりありません。
動画

2005-08-02追記
カスピ海というのは聞いたことがありませんでしたが、専用のヨーグルトメーカーもあるそうです。この種菌はフジッコから購入できます。現在、4リットルほど作りましたがまだまだ培養できそうです。ヨーグルトは1リットル当たり牛乳より約¥130高いので、¥520付加価値を生成したことになります。種菌1袋¥500なので元が直ぐ取れます。ヨーグルトをたべ続けないといけないのが欠点ですがヨーグルトを買うより作った方がずっと安上がりです。気温が20度より下がると菌が働きませんが春〜秋までなら何の道具もなしに作れるのでお勧めです。

2005-08-13追記
出来上がったヨーグルトの賞味期限は牛乳の賞味期限と同じとのこと。牛乳の賞味期限は1週間弱なので1週間に500cc食べることがノルマととなります。冷蔵庫にしまい忘れて室温40度で放置してしまったことがあったが雑菌の繁殖はなかったみたい。現在7リットル目、まだまだ菌は元気です。

2005-09-10追記
約14リットル目でなんだか水っぽくて固まらなくなってきました気温のせいでしょうか? 酸味も少なくなっています。1リットルの牛乳紙パックでそのまま作っているのですが上の方と下の方では硬さがだいぶ違います。

2005-09-13追記
固まらなくなったのは気のせいでした。しっかり回復しました。固さにむらが出るのは攪拌不足のようです。牛乳1リットル紙パック容器で作るときは約300ccくらい飲んで空間を開けてからヨーグルトを100ccくらい追加し、口を両手でしっかり塞いで(つまんで)15秒くらいシェイクします。口は洗濯ばさみ1つで開かないように固定すれば良いようです。

2005-09-23追記
この組み合わせはかなりミスマッチ。ヨーグルトの味とバナナの味が別々で混ぜて食べる意味がない。


2005-11-26追記
早朝は室温が7〜8度にまで下がるようになりました。夏場は12時間程度でできましたが、今は24時間かかります。日中の室温は暖房を入れるので20度近くになります。どうやら常識的な室温であれば問題なく発酵するようです。いつも同じ味で飽きてきたのでジャムを入れてみました。オレンジママレードはミカンの皮の味が強調されてヨーグルトには合いません。イチゴジャムはお勧めです、そもそも牛乳とイチゴは相性がいいので当然の結果でしょう。


2005-12-24追記
このヨーグルトには2種類の菌が混在していて、空気とふれあう部分を好む菌のほうが増殖しすぎると見た目の悪い物が出来上がります。いままで20〜30リットルほど作りましたが、使用する牛乳によって差が出ます。左の物は見た目の悪いものができます。右の2つはきれいに仕上がります。牛乳の成分は夏〜冬にかけて全く同じでは無いはずですし、1本の紙パック牛乳の中には数十頭〜数百頭分(?)の牛の物が混ざっているはずです。さらに同じ銘柄でも常に同じ酪農家であるとは限りません。それでも何故か紙パックの銘柄により出来方が決まってしまうのです。とても不思議です。殺菌方法も中央の物が120度2秒、それ以外は130度2秒とほとんど変わりありません。


2006-01-01
いつもうまくできない上の写真の一番左の牛乳でうまくできました。なぜ?


普通の室温であれば1年中培養できるみたいです。室温が夜間氷点下になっても、昼間普通に生活できる室温になれば24時間で出来上がります。寿命もたぶん腐らせるまで大丈夫だと思います。

2006-08-12
種菌から2回作ってみましたが、種菌から作った物は酸味がほとんどありません。3世代目まで酸味が増えて、それ以降は酸味が増えないようです。

2006-08-26
上に書いた酸味の話は正しくないみたいです。なんだか酸味少ない物ができました。
1リットルパックでうまく作るコツは...
 1.牛乳を400cc抜く
 2.元ネタの上の方200cc分を食べてしまう
 3.その下100cc分くらいを1.に加える
 4.口を両手でつまんで良くシェイクする
 5.固まったかな...と思っても直ぐ冷蔵庫に入れない夏場うんと熱いときで12時間かける。牛乳が冷たいので常温になるまで時間がかかります。
 6.口は洗濯ばさみ一つで閉じる。完全密閉ではないが外気の流入がうんと少ない状態でよい。300ccぶんの空気があるので大丈夫。

2007-01-13
ヨーグルトを作るようになってから市販品を食べていなかったが、比較すると市販品は実にうまい。



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